退職・倒産

ひょうごユニオンが連携して活動しているNPO法人ひょうご働く人の相談室の許可を得て同法人のHPから転載します。
これらは、あくまでも一般的な考え方を示したものです。個別事例によって変わることがありますので、詳しくはひょうごユニオンまでお問い合わせください。

Q 賃金や労働条件が約束とあまりにも違うので退職したいのですが

回答

明示された労働条件と実際の労働条件が違う場合には、労働者は直ちに契約を解除することができます。

 

事前に明示された労働条件と実際の労働条件が違う場合には、労働者は直ちに契約を解除することができます(労働基準法第15条第2項)。

 

通常、退職したいときは、就業規則で定められた手続きに従い、退職届を提出します。一般的には1ヶ月前に申し出るように定めているところが多いですが、2週間前に退職を申し出れば、いつでも契約を解除できます(民法第627条)。

「代替えの従業員を見つけてこい」と言って、辞めさせてくれない会社もありますが、労働者がする仕事ではありませんので、心配せずに退職して構いません。

 

また、退職手続きと称して、膨大な引き継ぎ書類の作成などを義務づけ、結果、簡単には退職できないようにする会社があります。そのときも、できないことはできないとはっきり伝え、期日が来たら退職して構いません。


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