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第36回コミュニテイ・ユニオン全国交流集会in大阪に全国から400人超が結集

2024/10/06
第36回コミュニテイ・ユニオン(CUNN)全国交流集会in大阪が10月5日(土)~6日(日)、エルおおさか2階エルシアターにて開催されました。

第1日目は全体集会と総会、特別報告、映画上映とトークが行われました。開会では 木村真さんから「楽しく、元気が出る交流の場となるよう準備を進めてきた」と現地実行委員長のあいさつ。CUNN共同代表の笠井弘子さんからは「関西といえば“維新発祥の地”で関西生コン弾圧事件などもあるが、それに立ち向かう民衆の闘いもあるところだ」 とあいさつがありました。

総会は、川本事務局長より提案された経過報告と活動方針案ならびに会計予算と役員体制を全体で確認しました。特別報告は「あんしん財団争議/最高裁勝利判決」(東京管理職ユニオン)、「パタゴニア5年無期転換逃れ裁判」(札幌地域労組)、「韓国非正規ネットの闘い」の3つが報告され、いずれも私たちを勇気づけるものでした。

映画『もっと真ん中で』は、大阪鶴橋で民族差別と女性差別の複合差別とたたかう在日コリアン女性のたたかいを描いたドキュメント映画です。トークで、映画監督の呉素暎さんは映画のタイトルには「韓服を着て堂々と歩ける日を熱望する意味が込められている」と述べられていました。2016年、ヘイトスピーチ解消法が施行されました。しかしSNSのおびただしい誹謗中傷や排除の文言が示すとおり、外国人を貶める民族差別は今なお根深いものがあります。それはまた日本社会における部落差別やハンセン病など旧優生保護法の被害者、障がい者差別、ジェンダー差別、正規・非正規の雇用差別などと重なるものがあります。その意味でユニオンは、労働条件の向上のみならず、人権侵害や差別を許さない闘いの大切さを痛感する映画でした。

第2日目は、働く者が置かれた状況とユニオン運動の課題について、12のテーマで分科会討論が行われまし た。兵庫は第1分科会「ハラスメント相談にどう向き合うか」(座長:西山和宏、報告:山西伸史)と第8分科会「会計年度職員―わたしたちの仕事内容は本当に『会計年度』ですか?」(担当:山本三千子)を受け持ちました。最後に、特別アピールと集会宣言を採択し、来年の開催地・愛媛での再会を拍手で確認し、第36回全国交流集会は終了しました。

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